模型などなど趣味のブログ

模型好きなおじいさんが気ままに書くブログです!

カードモデルも結構好きで買い集めています。下はドイツ製のカードモデル「アルトマルク 」。ヒトラーノルウェー侵攻を決断したのは。南米で通商破壊をしていたポケット戦艦グラフシュペーの捕虜を、ドイツへ連行中のタンカーアルトマルク をイギリス駆逐艦コサックが接舷の切り込みして解放した事件がきっかけでした。そんな歴史の舞台になったタンカーの1/250のペーパークラフトです。f:id:speedbird007:20201108003617j:plain

A4の冊子スタイルですが中にはこんな細かい部品が印刷されたページが続き。切り抜いて貼っていきます。f:id:speedbird007:20201108004039j:plain

説明書です。各種機器類も平面から立体に組み上げなくてはいけません。

 


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こちらは結構簡単な別のスワン2という貨物船。

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見てるだけでも楽しそうですね。各種機器は3Dプリンターで造形していきたいです。結構安いのも魅力ですね!

 

SUGAR PINE 2-8-2T シュガーパイン ランバー 2-8-2 Minarets

今回からしばらくギアードロコから離れてロッドタイプのサドルタンクをご紹介したいと思います。サドルタンクで最も有名なのは機関車トーマスのポーターではないかと思いますが残念ながら今回はALCOです。

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インポーターはPCSですが、製造はDAE HA tradingとかいうあまり聞いたことのないメーカーです。1987年製です。1974年にNWSLでも発売されていますので結構人気なんでしょうね。

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日本製と比べるとロスト多用な製品です。特にキャブインテリアはあまり見えないところではありますが、結構たくさんのパーツが使用されていて楽しいです。

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NWSL製はここはモーターで占拠されていましたがこちらはある逆転の方法でキャブインテリアを実現しています。

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それはモータの逆入れ!ボイラーにウェイトの代わりにモーターを入れました!

サドルタンクは脱着できるのでそこにマイクロウェイトでも詰め込む仕様のようです。

このタイプの機関車は色々な材木会社で使われました。有名どころではCoos Bay Lumberの#11でこれはPSRMAで復元作業中のはずです。他にはLong-bell,Pacific Lumber,Hammond lumberなどがありますね。

さてこの模型、何やらアメリカでは結構高価で日本へ輸入すると10万近くなってしまいます。しかし、名も知れぬメーカー製のため1987年製と結構最近?の製品な割にはハンダの劣化が大きくてかなりの部分を半田付けし直さなければなりません。こういった点が困ったののですね。

 

FEATHER RIVER  シェイ

KEY Importーサムホンサ製 フェザーリバー 90トンシェイ です。1980年製

 

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実車は1923年LIMA製Hutchinson Lumber Company No.3またはNo.2です。多くの森林鉄道の機関車と同じく各社を点々と渡り歩きました。現在はCASS11号機として活躍中!

さて模型は1980年製ということで韓国製としては初期の製品です。

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何やらどこかでみたようなギアですが、中村精密のshayにそっくりな造りです。それでも韓国製の特徴であるロスト多用はなかなか良いですね。

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日本製では大半の配管が線材でしたが韓国製ではロストです。ガーターフレームでたくましい印象です。よく似たPacific coastより少し古臭い感じのあるキャブ右側の小窓がステキです。

オーバーランド製 CASS No5

オーバーランド製 CASS No5です。

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ブラス製です。オーバーランド(OMI)といえばUPの大型機関車で有名なインポーターでUPファンの私は結構たくさん買いました。塗装済み、タンポ印刷を早くから採用してレタリングの美しさが売りでした。しかし蒸気は品質管理が行き届かず、ファクトリーペイントの完成品でもやすりの後があったりがっかりしたことも多いです。1990年代ではチャレンジャーインポートなど比べると仕上げが荒い感じがしました。ガスタービンは傑作でしたが、8500hpの第一弾は柔らかすぎるロストワックスのルーバーに苦労しました。後期バージョンでは改善されていましたが‥。

さて、CASS No5ですがWest Virginia Spruce Lumber Co.が運営していた Greenbrier & Elk River R.R.に1905に入線し、現在でも運行されています。世界で最も長く走っているshayとされています。またGreenbrier & Elk River R.R.は現在のCASSの運行線路です。

OMIのNO.5はテンダーにリベットがありますので現在のテンダーがリビルドされた姿ではありません。現役仕様なのでしょう。

動力はシリンダー内のギアからラインシャフトへ伝える方式です。

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さてCASS No5といえばバックマン の3トラックシェイ が同じ機関車の模型です。ブラス製とダイキャスト+プラのマルチマテリアル製とどちらがいいのでしょう。

OMIもバックマンも機関車とテンダーは永久連結で分解しないと外れません。走行も両者ともにスムーズです。

気になるディテールです。

まずOMIのエンジンです。

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続いてバックマン

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バックマン のビルダーズプレートはトーマ製を貼ったものです。
光がまわるとへんなところのネジが気になりますが結構良いですね。

次は台車、OMIからです。

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バックマン

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バックマンはベベルギアが小さいのが気になるといえば気になりますが結構正確に再現されています。

その他ディテール

OMI

f:id:speedbird007:20201013221801j:plain煙突周りが良いですね。バックマンはCASS仕様と他は分けられています。今回はたのロードネームで煙突が異なります。

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やはりここで差がついてしまいますね。ベルや発電機の造りがOMIに軍配が上がります。

バックマンはCASS仕様の煙突だとテンダーにリベットがありません。現在はデスコンなので中古を買うときには注意したいところです。バックマンもOMIほどではありませんがCASS仕様の煙突は作り込まれていました。

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価格差は実は思う程ありません。中古でOMIは$795,8万ちょいです。送料などはかかりますが‥。バックマンは国内ではDC版は2万前後でしょうか。4倍といえば4倍ですが価格差は6万くらいです。バックマンに後何千円かかけてディテールアップしても楽しいですね。バックマン製はギアがそのうち必ず割れますのでこちらは注意が必要です。今はバックマン のスペアパーツが手に入れられません。ここも注意したいですね。

 

NWSL製climax A

以前にも中村精密のclimax Aをご紹介しましたが、こちらは城南製のようです。

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以前ご紹介したのは水タンクが角型でしたが、今回は丸型です。角形の場合はその中にモーターが入っていましたが今回はボイラーの中に入っています!そのためボイラー直径が少し大きくなっています。

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ボイラーに縦に入れられたモーターに平ギアをつけ、アイドラーをかました上で縦の平ギア、同軸にウォームで水平に置かれた前後への台車へのシャフトへ動力を送り、かつそのシャフトから平ギアでシリンダのモーションレバーを動かすというギアだらけの構成です。

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これだけギア(しかもオール金属ギア!)がありますと走っている時はかなりうるさいです!ギアボックスは軸受けもなく、また最高なのはギアボックスも真鍮版製なのですが、きっとHOn3バージョンのために結構幅が狭く、車軸が大きく飛び出しています。ではどうやって車軸を中央に位置決めするかといえばギアボックスに開けられたギア分の切り抜きがギアの左右動を制限するというなんとも乱暴な方法です。でもちゃんと動くのがすごいですね!

 

大きさもずいぶん小型になっています。

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困るのがカプラーでHOなのでH Oの線路を走ります。当然カプラーもHOeのようにNゲージ用などを使えない上に他の車両と高さを揃えなければなりません。そのためホック式カプラーポケットの上に写真にあるようなカプラー受けがつけられていました。

今整備中なので、塗装し直してカプラーを工夫したいと思います。

 

ヤマセミとライブカメラ

わたしの模型以外の趣味はヤマセミの撮影です。人と話すのが苦手なので、今は一人きりでできる安定したフィールドを月一くらいで探しに出かけています。以前は休み日には必ず出かけていたのですが、何処も人が増えすぎました。以前たまにいっていたフィールドにライブカメラができていました。早速チェックすると、なんと写っていました!

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これからはライブカメラのチェックも楽しそうです!

ウェスタンメリーランド No6 Shay

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カツミ 製Western Maryland No6です。LIMA最後のshayとして有名ですね。パシフィックコーストタイプの150トンタイプに似てはいますが唯一の存在の165トンシェイです。

実車はWMで石炭を輸送していました。急勾配区間に使用されていましたが現役写真は全くひなびた感じではなく幹線と大ローディングドックのような所を走っていて森林鉄道やログカーとは全く無縁の存在ですね。今はCASSにあっていかにも森林でござーいといった感が楽しいですね。

模型はMAX GRAY 向け1964年製です。この模型は走行装置やディテールを改良しながら1982年まで販売されました。有名なのはPCS向けだと思います。1964年製の特徴は走行装置がUnited と同じ方式です。

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モーターの上には懐かしいセレンが設置されています。

流石カツミ 製で今でもなんの問題もなくスムースに走ります。

この後の製品は駆動方式が見直され、キャブ下台車駆動の中村精密方式に似た方式になりました。しかし灰箱上から真下に落とし、さらに90度曲げて後台車へ水平に伝達し、ベベルギアで車軸を駆動する方式です。中村精密製が車軸にウォームを使用して前進と後進時に車軸が右へ左へふられた事を考えるとベベルギアの使用はナイス判断ですね。

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古くてもロストがいいポイントに使用され今でもいい感じです。

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使われている基本パーツは約20年間の生産期間全く同じですが、例えばシリンダーへの配管が写真の1964年製ではただの真鍮線ですが後の生産分では布巻き管になっていたりします。後の生産分の半額ほどで購入できる機会もあるので少し手を入れる気持ちで購入しても、またそのままでも楽しいですね。

困るのはデカールでWM蒸気用のデカールは入手難ですがマイクロスケールのディーゼルデカールが正確性はともかくとしていい感じなので、これを貼っておこうと思います。