オーバーランド製 CASS No5です。
ブラス製です。オーバーランド(OMI)といえばUPの大型機関車で有名なインポーターでUPファンの私は結構たくさん買いました。塗装済み、タンポ印刷を早くから採用してレタリングの美しさが売りでした。しかし蒸気は品質管理が行き届かず、ファクトリーペイントの完成品でもやすりの後があったりがっかりしたことも多いです。1990年代ではチャレンジャーインポートなど比べると仕上げが荒い感じがしました。ガスタービンは傑作でしたが、8500hpの第一弾は柔らかすぎるロストワックスのルーバーに苦労しました。後期バージョンでは改善されていましたが‥。
さて、CASS No5ですがWest Virginia Spruce Lumber Co.が運営していた Greenbrier & Elk River R.R.に1905に入線し、現在でも運行されています。世界で最も長く走っているshayとされています。またGreenbrier & Elk River R.R.は現在のCASSの運行線路です。
OMIのNO.5はテンダーにリベットがありますので現在のテンダーがリビルドされた姿ではありません。現役仕様なのでしょう。
動力はシリンダー内のギアからラインシャフトへ伝える方式です。
さてCASS No5といえばバックマン の3トラックシェイ が同じ機関車の模型です。ブラス製とダイキャスト+プラのマルチマテリアル製とどちらがいいのでしょう。
OMIもバックマンも機関車とテンダーは永久連結で分解しないと外れません。走行も両者ともにスムーズです。
気になるディテールです。
まずOMIのエンジンです。
続いてバックマン
バックマン のビルダーズプレートはトーマ製を貼ったものです。
光がまわるとへんなところのネジが気になりますが結構良いですね。
次は台車、OMIからです。
バックマン
バックマンはベベルギアが小さいのが気になるといえば気になりますが結構正確に再現されています。
その他ディテール
OMI
煙突周りが良いですね。バックマンはCASS仕様と他は分けられています。今回はたのロードネームで煙突が異なります。
やはりここで差がついてしまいますね。ベルや発電機の造りがOMIに軍配が上がります。
バックマンはCASS仕様の煙突だとテンダーにリベットがありません。現在はデスコンなので中古を買うときには注意したいところです。バックマンもOMIほどではありませんがCASS仕様の煙突は作り込まれていました。
価格差は実は思う程ありません。中古でOMIは$795,8万ちょいです。送料などはかかりますが‥。バックマンは国内ではDC版は2万前後でしょうか。4倍といえば4倍ですが価格差は6万くらいです。バックマンに後何千円かかけてディテールアップしても楽しいですね。バックマン製はギアがそのうち必ず割れますのでこちらは注意が必要です。今はバックマン のスペアパーツが手に入れられません。ここも注意したいですね。