今回からしばらくギアードロコから離れてロッドタイプのサドルタンクをご紹介したいと思います。サドルタンクで最も有名なのは機関車トーマスのポーターではないかと思いますが残念ながら今回はALCOです。
インポーターはPCSですが、製造はDAE HA tradingとかいうあまり聞いたことのないメーカーです。1987年製です。1974年にNWSLでも発売されていますので結構人気なんでしょうね。
日本製と比べるとロスト多用な製品です。特にキャブインテリアはあまり見えないところではありますが、結構たくさんのパーツが使用されていて楽しいです。
NWSL製はここはモーターで占拠されていましたがこちらはある逆転の方法でキャブインテリアを実現しています。
それはモータの逆入れ!ボイラーにウェイトの代わりにモーターを入れました!
サドルタンクは脱着できるのでそこにマイクロウェイトでも詰め込む仕様のようです。
このタイプの機関車は色々な材木会社で使われました。有名どころではCoos Bay Lumberの#11でこれはPSRMAで復元作業中のはずです。他にはLong-bell,Pacific Lumber,Hammond lumberなどがありますね。
さてこの模型、何やらアメリカでは結構高価で日本へ輸入すると10万近くなってしまいます。しかし、名も知れぬメーカー製のため1987年製と結構最近?の製品な割にはハンダの劣化が大きくてかなりの部分を半田付けし直さなければなりません。こういった点が困ったののですね。