模型などなど趣味のブログ

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Little River 2-4-4-2

GEM-城南模型の1982年製Little River #126 2-4-4-2です。変わった軸配置ですが1960年代にはAKANEが模型化しており城南模型の模型は復刻版なのかもしれません。オリエンタルからはボイラーがダイキャスト製のPower Houseシリーズで模型化しています。

#126はLttle Riverとしては重量が重すぎたためボールドウィンに返品されてColumbia Riiver Beltへ売却されました。Little Riverはその後2.7トンほど軽い同型機を導入しています。元々64.4トン程しかない軽い機関車だったのですがそれでも重かった様ですね。

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現在ではOregon Coast Scenic Railroadに保存されています。こんなマイナーな機関車が保存されているのには驚きですね。詳しい解説はこちらをどうぞ。

Little River Railroad #126

また、

Up Close with Steam: 2-6-2, 2-8-2, and 2-4-4-2 Loggers! | Model Railroad Hobbyist magazine

で最近の写真を見ることができます。

さて模型です。模型はもちろん実物の形を縮小すればいいのですが、やはりそこには何かしらロマンがあって模型化の方法でドキドキさせらせられるものがあるといいのですが、残念ながら全くなく、この時代の普通の造りです。形が違うだけで、皆同じ模型の様に見えてしまいますね。

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2-4-4-2という軸配置のためフレーム長が短く普通の構成だとキャブ内にモーターが飛びだしてしまいます。またモーターから動軸までの距離が近いため、まずは平ギアで真下へ落とし水平に動力を伝達しています。フレームごとに2軸なのでフレーム本体がイコライザーとの考えかもしれませんが軸箱は可動しません。

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ボールドウィンのこの手の機関車は塗装がまた凝っていて、ボールドウィンから納入される時にはグラファイトの煙室、オリーブグリーンの車体に金色のレタリングと飾り線とイギリスの機関車の様な塗装になっていますが、最初に納入された時はコンプレッサーは単式が2連で装備されていたと思われますのでLittleRiverには当てはまらない気がしますし、途中でエアポンプを煙室ドアに移転させたりしていてなかなか形態と塗装のマッチングに困る機関車です。1933年から在籍していたDeep Riverでは黒の様です。煙突にスパークアレスターが装着されていたりカウキャッチャーがスイッチャー型へ変更されていたりするのでこのあたりを調べるのも大変そうです。まあ森林鉄道では全く気にせずにできることが魅力でもありますので気にはしていません。ちなみに私のレイアウトの設定はミスティーアイランドの隣にある無名の島にあるソドー鉄道子会社です。

しかし、この機関車をすぐに返品したLittleRiverの名で記憶されているのも面白いですね。