古くから有名な模型で結構お持ちの方も多いと思います。HO・HOn3の両バージョンが発売されていました。国内にも販売されていたようで国内販売用は赤い箱に入っているようです。アメリカ向けはimportersのWestsideの箱に入っています。
有名な製品だけに何輌もお持ちの方も見えるのではないでしょうか？このシェイは模型でもC62より全長が長いので重連にしたら大迫力ですね。空車時重量で85トン、運転整備時は100トンです。
しかし実はこの機関車の実物は悲しい運命でした。もともとは標準軌でナローの機関車ではありません。Hassinger Lumber の中でたった８マイルの標準軌鉄道 White Top鉄道を走っていました。 1913年完成1929年まではHassinger Lumber で働きその後は売却されて同年11月からは製材所のバックアップボイラーとなってしまいました。
ゲゲゲの鬼太郎で、未来を見透す石を妖怪から盗んだお金持ちへ石の代わりに息子を石にすると現れた回がありました。息子は運命を受け入れて石になるのですが、苦しいのかな〜という息子へ目玉の親父が「有機物から無機物になるのじゃ、少しは苦しいだろう」と言っていた記憶があります。きっとこの機関車もそう思ったでしょうね。
中村精密のShayはよくできていて動力もパワーパックされていてどの機関車にも同じモーターギアボックスが使われています。とてもいいのですが唯一の欠点が車軸への動力です。
車軸のギアがウォームなので車軸が前進と後進でそれぞれ片側に引っ張られます。非絶縁車輪がフレーム側へ引っ張られる前進はいいのですが絶縁車輪がフレーム側に引っ張られる後進ではショートしやすいです。前進はいいけと後進がダメという方はここをチェックして見てください。
