ハリントン ランバーの2トラックシェイ、UNITED、1978年製です。HOn3バージョンとHOバージョンが発売されました。写真はHOバージョンです。
ヘッドライトが外してありますが、製品にはオイル式のデカイのついています。1978年といえば40年以上も前ですが、この頃には今みても全く問題なく、それどころかプラ製に囲まれている現在からは信じられないくらいよくできた製品が多く発売されていました。1960年代製にはなかったキャブインテリアも普及し、この機関車にも装着されています。
結構な密度と思います。
United製はキャブインテリがない機関車は。キャブ内にモーターがあり、ギアボックスを経てシリンダー下でサイドシャフとを回していました。キャブにインテリアが入るとモーターは後ろのバンカーに入れられ真下に動力が落とされます。
先回のカツミ や中村精密ならこのまま後台車を駆動するのでしょうが、United はそうはせずにシリンダーまでシャフトでつないでシリンダ内でサイドシャフトに動力を伝達しています。
この辺りは以前ご紹介したミシカルと同じです。こちらの記事もご覧いただければと思います。
後台車へ動力を伝達するとトルクの影響で走行が不安定になり、この方法を採用している会社は結構苦労していました。実物と同じく、サイドシャフトを回す方が走行に問題がない様ですね。
ウォームのシャフトにはカムが取り付けられてPFMサウンドにも対応しています。
キャブインテリアがついていても、なかなか見ることができないのが悩みの一つですが、この製品はネジ2つでみられる様にできます。
こんな感じで飾っておきたいです。ワゴントップボイラーに古いライプのドーム類、さらにモニタールーフ付きというアンバランスさも魅力ですね。