カツミ 製Western Maryland No6です。LIMA最後のshayとして有名ですね。パシフィックコーストタイプの150トンタイプに似てはいますが唯一の存在の165トンシェイです。
実車はWMで石炭を輸送していました。急勾配区間に使用されていましたが現役写真は全くひなびた感じではなく幹線と大ローディングドックのような所を走っていて森林鉄道やログカーとは全く無縁の存在ですね。今はCASSにあっていかにも森林でござーいといった感が楽しいですね。
模型はMAX GRAY 向け1964年製です。この模型は走行装置やディテールを改良しながら1982年まで販売されました。有名なのはPCS向けだと思います。1964年製の特徴は走行装置がUnited と同じ方式です。
モーターの上には懐かしいセレンが設置されています。
流石カツミ 製で今でもなんの問題もなくスムースに走ります。
この後の製品は駆動方式が見直され、キャブ下台車駆動の中村精密方式に似た方式になりました。しかし灰箱上から真下に落とし、さらに90度曲げて後台車へ水平に伝達し、ベベルギアで車軸を駆動する方式です。中村精密製が車軸にウォームを使用して前進と後進時に車軸が右へ左へふられた事を考えるとベベルギアの使用はナイス判断ですね。
古くてもロストがいいポイントに使用され今でもいい感じです。
使われている基本パーツは約20年間の生産期間全く同じですが、例えばシリンダーへの配管が写真の1964年製ではただの真鍮線ですが後の生産分では布巻き管になっていたりします。後の生産分の半額ほどで購入できる機会もあるので少し手を入れる気持ちで購入しても、またそのままでも楽しいですね。
困るのはデカールでWM蒸気用のデカールは入手難ですがマイクロスケールのディーゼル用デカールが正確性はともかくとしていい感じなので、これを貼っておこうと思います。