台湾の阿里山にはアメリカ風のロギング鉄道が日本人により建設されていました。シェイ が使われていた事で有名ですね。
模型ではカツミ から発売されていました。これはHOバージョンです。本物は軌間が762mmなので9mmの方が良かったですね。
阿里山のシェイの特徴は、片側だけガーターフレームな事です。ガーターフレームはIビームフレームと比べて強度が高い事ですが、こんなに小さな機関車に採用されていることに驚きですね、阿里山はアメリカの森林鉄道と比べて急カーブ、急勾配が多く車体への負荷が多くて初期導入型4輌(11号機〜14号機)がIビームフレームで不具合を多発したので15号機〜18号機はガーターフレームに改良された状態で輸入され、11号機〜14号機ものちに改造されたそうです。
動力装置はお約束の方法、棒モーターのウォームから垂直に下へ下ろしてシリンダ間でドライブシャフトを回しています。
発電機が挽物製なのが残念ですが丁寧に作られた模型ですね。
先回ちょっととだけ登場したカツミ 製20トンシェイとほぼ同じパーツを使って阿里山仕様にしたようですね。阿里山についてはこちらの本がおすすめです。シェイ の特設ページもあって楽しい本です。
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