以前にも中村精密のclimax Aをご紹介しましたが、こちらは城南製のようです。
以前ご紹介したのは水タンクが角型でしたが、今回は丸型です。角形の場合はその中にモーターが入っていましたが今回はボイラーの中に入っています!そのためボイラー直径が少し大きくなっています。
ボイラーに縦に入れられたモーターに平ギアをつけ、アイドラーをかました上で縦の平ギア、同軸にウォームで水平に置かれた前後への台車へのシャフトへ動力を送り、かつそのシャフトから平ギアでシリンダのモーションレバーを動かすというギアだらけの構成です。
これだけギア(しかもオール金属ギア!)がありますと走っている時はかなりうるさいです!ギアボックスは軸受けもなく、また最高なのはギアボックスも真鍮版製なのですが、きっとHOn3バージョンのために結構幅が狭く、車軸が大きく飛び出しています。ではどうやって車軸を中央に位置決めするかといえばギアボックスに開けられたギア分の切り抜きがギアの左右動を制限するというなんとも乱暴な方法です。でもちゃんと動くのがすごいですね!
大きさもずいぶん小型になっています。
困るのがカプラーでHOなのでH Oの線路を走ります。当然カプラーもHOeのようにNゲージ用などを使えない上に他の車両と高さを揃えなければなりません。そのためホック式カプラーポケットの上に写真にあるようなカプラー受けがつけられていました。
今整備中なので、塗装し直してカプラーを工夫したいと思います。